ホットヨガとピラティスの違いは?

体幹やインナーマッスルを鍛えるには、筋肉トレーニングの他に、ホットヨガ、ティラピスが良いと耳にしますが、ホットヨガとティラピスって何が違うか知っていますか?ホットヨガとティラピスの特徴を見ながら双方の違いをみていきましょう。
ホットヨガの特徴

ホットヨガは、何と言ってもスタジオが温かいのが一番の特徴です。スタジオ内の温度は39度前後、湿度は60%前後に保たれた状態で行うのがホットヨガです(レッスン内容によって室温、湿度は変わります)。
温かい環境下でヨガのポーズを取ります。動的なポーズというよりも、しなやかな体のラインを作るためのポーズが多いです。また、一つのポーズのキープ時間が長く、呼吸と体に意識を向けて行きます。
スタジオ内が温かく、自身も体を動かすので内側から熱を発しやすくなり、大量の汗をかくのもホットヨガの特徴です。
ピラティスの特徴

ピラティスは、常温のスタジオで行います。適切に筋肉を使ってインナーマッスルを鍛えていくのがピラティスの特徴です。
同じ動作を繰り返すことで、体についた癖をとるのに効果的です。また、体(筋肉)の使い方を学べるのがティラピスの良いところで、レッスン中は、ほぼ体を動かしている状態になります。
体の使い方を覚えた上で、自分の体をコントロールすると、怪我をしにくくなります。
ホットヨガ ピラティスの違いを比較!

ホットヨガとピラティスは、どんな違いがあるのでしょうか。いくつか、比較してみましょう。
1.年齢は関係ある?

これは、ホットヨガ、ピラティス共に「関係ありません」。
高齢になってもホットヨガに通っている元気なおばあちゃんもいます。ただ、ホットヨガは室内の温度が高いので息苦しさがある人には向いていません。
2.運動が苦手だけど、どちらがいい?

ホットヨガ、ピラティス共に、運動が苦手でも行うことができます。
ただ、ホットヨガは体をしなやかに見せるボディメイクに近い面があります。もちろん、インナーマッスルを鍛えていくことはできますが、度合いはピラティスよりも低いです。一方、ピラティスは筋肉に意識を向けて体を動かすので、動きも多いですが体幹を鍛えるのに向いています。
3.体が硬いけれど、どちらが効果的?

ピラティスは、体幹を鍛えるのがメインなので、ホットヨガよりも柔軟性がつくかといわれると微妙です。
ホットヨガは、ポーズを取りながら筋肉を伸ばして柔軟性を高める動作が多いので、柔軟性だけを見るならばホットヨガかもしれませんね。
4.呼吸の仕方が違う?

ホットヨガは、鼻から吸いながらお腹を風船のように膨らませ、鼻から吐いてお腹を凹ませる「腹式呼吸」を行います。
一方、ティラピスは、「胸式呼吸」を行います。肋骨と肩甲骨に意識を向けて胸を大きく膨らますイメージで吸い込み、肺の中を空っぽにするように吐き出していきます。呼吸の仕方で体のどの部分に意識を置くか変わるので、ホットヨガとピラティスの違いがよく分かりますね。
ホットヨガに向いている人
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ホットヨガに向いているのは、体の冷えが気になる人、体が硬い人、体型が気になって人前で運動するのが苦手な人など、様々な人が向いています。女性に多い体の冷えは、ホットヨガで解消されやすいです。
また、体が硬い人も温かいスタジオで体を動かすことで、徐々に柔軟性を取り戻していけます。ホットヨガは、心と向き合い、瞑想を行うことが多いので、スタジオが薄暗いです。そのため、運動したいけれど体型が気になって恥ずかしいといった人にオススメです。
ピラティスに向いている人

ピラティスは、体幹を使ったトレーニングがしたい人や、動きを多く含んだレッスン内容でしっかりと筋肉を鍛えたい人に向いています。また、ティラピスは1日5分でも10分でも継続して行うことに意味があります。時間が取れず、筋力も低下している出産後のトレーニングとして行うのにぴったりです。家で気軽に出来るので、外に出るのが億劫な人にも向いているかもしれませんね。
ホットヨガとピラティスは、ポーズや体へのアプローチは違えど、きちんと行えば双方ともインナーマッスルやコアを鍛えられます。これからやる人は、参考にしてみてください。